ホーム > 高周波とは > 用語集:工業用真空管用語
- グリッド放射
- グリッドから電子を飛び出させる現象をいう。
(同義語:グリッド・エミッション)
- グリッド・エミッション
- グリッドから電子を飛び出させる現象をいう。
(同義語:グリッド放射)
- グリッド
- 真空管の格子状をした電極の事をいう。陰極(カソード)からの電子流の通路にあって,これにかける電圧によって陰極(カソード)から放出された電子を制御する。
- アノード
- 真空管の電極の一つで,プラス電圧をかけて陰極(カソード)からの電子流を吸引する。普通は最も外側にある。電子の運動エネルギーが陽極に当って大部分が熱に変り陽極の温度を上げ,ガス放出をまねくので温度を低く保つために強制空冷,水冷,蒸発冷却などの方法で冷却を行う。
(同義語:プレート・陽極)
- フィラメント
- 直熱型のカソードの事。大電力工業用真空管のフィラメントにはφ0.8~1.3mmのトリウムタングステン材料が複数組合せてある。フィラメントは機械的に非常に脆く,わずかなショックで断線するため取扱いには十分注意しなければならない。
- プレート
- 真空管の電極の一つで,プラス電圧をかけて陰極(カソード)からの電子流を吸引する。普通は最も外側にある。電子の運動エネルギーが陽極に当って大部分が熱に変り陽極の温度を上げ,ガス放出をまねくので温度を低く保つために強制空冷,水冷,蒸発冷却などの方法で冷却を行う。
(同義語:陽極・アノード)
- カソード
- 電子が放出される電極をいう。真空管の場合,この陰極に熱を加える事によって電子を放出する。陰極は構造により直熱型と傍熱型に別れ,直熱型の陰極をフィラメントという。傍熱型の陰極は別に設けた加熱体の輻射にて陰極を加熱し,この加熱体をヒーターと称している。工業用大電力の真空管は,ほとんどが直熱型である。
(同義語:陰極)
- 陽極
- 真空管の電極の一つで,プラス電圧をかけて陰極(カソード)からの電子流を吸引する。普通は最も外側にある。電子の運動エネルギーが陽極に当って大部分が熱に変り陽極の温度を上げ,ガス放出をまねくので温度を低く保つために強制空冷,水冷,蒸発冷却などの方法で冷却を行う。
(同義語:プレート・アノード)
- 陰極
- 電子が放出される電極をいう。真空管の場合,この陰極に熱を加える事によって電子を放出する。陰極は構造により直熱型と傍熱型に別れ,直熱型の陰極をフィラメントという。傍熱型の陰極は別に設けた加熱体の輻射にて陰極を加熱し,この加熱体をヒーターと称している。工業用大電力の真空管は,ほとんどが直熱型である。
(同義語:カソード)
- ヒーター電圧
- 真空管は熱陰極を使用して所要の放射電流を得ているので,陰極(カソード)を加熱する電力が必要で,その電圧の事をフィラメント電圧又はヒーター電圧という。陰極(カソード)の放射電流は,その表面の活性物質の蒸発と内部からの拡散による補給との平衡状態を保つことにより安定に得られる。陰極(カソード)の動作温度が高すぎる時は蒸発が補給を上回る速度で行われ,逆に低すぎる時は活性物質の蒸発が著しく,グリッドに蒸着するとグリッド・エミッションを生じ,絶縁物に蒸着すると電極間の絶縁低下となる。したがってフィラメント,ヒーター電圧は必ず規定値を守る必要がある。
(同義語:フィラメント電圧)
- フィラメント電圧
- 真空管は熱陰極を使用して所要の放射電流を得ているので,陰極(カソード)を加熱する電力が必要で,その電圧の事をフィラメント電圧又はヒーター電圧という。陰極(カソード)の放射電流は,その表面の活性物質の蒸発と内部からの拡散による補給との平衡状態を保つことにより安定に得られる。陰極(カソード)の動作温度が高すぎる時は蒸発が補給を上回る速度で行われ,逆に低すぎる時は活性物質の蒸発が著しく,グリッドに蒸着するとグリッド・エミッションを生じ,絶縁物に蒸着すると電極間の絶縁低下となる。したがってフィラメント,ヒーター電圧は必ず規定値を守る必要がある。
(同義語:ヒーター電圧)